コラム

Column

2023.09.26

契約の手口

今回のお話は、実際にお客様や協力業者さんから聞いた契約の手口です。

ほとんどの会社には営業マンがいます。

営業マンの仕事は契約を取る事です。

その為に、色々と工夫したり、勉強したり、行動したり・・・と努力する人がいます。

でも、そうでない人もいるのは事実です。

だけど、お客様にとっては、営業マンも家づくりのプロ

その営業マンがどんな人でも、会社の窓口になって家づくりが進んでいきます。

 

ごく一部の営業マンの話かもしれませんが

あなたが気持ちよく家づくりをする為に最後まで読んでみてください。

 

そんな家に住んだら死にますよ!

「地盤改良工事をしないでも大丈夫だと営業マンが言ったので、3週間後に工事をする事になっています。

本当に大丈夫でしょうか?」

 

そんな相談でした。

まずは、地盤について簡単にお伝えします。

 

建替えにしても新築にしても必ず地質調査をします。

そして、必要であれば地盤改良工事をします。

この地盤改良工事はお客様の責任でやらなければなりません。

2020年4月から建設工事請負契約約款でそのようになっています。

 

地質調査は、いつ行うのか?

それは、工事の一番最初です。

 

まあ、当たり前の事ですよね。

それでも、その会社の営業マンは工事を進めようとしていました。

 

相談者が不安に思ったのは、「川沿いで地盤が弱いと思うけど大丈夫?」という事です。

契約書には地盤改良をしても、しなくても工事費が含まれていました。

分かりやすく言うと、地盤改良工事しない方が住宅会社は儲かるし、早く工事が終わるのです。

 

地質調査書を持ってきてくれたら、その地盤が安全なのか分かるのですが、実際は調査していませんでした。

その分譲地一帯は地盤改良工事しないようでした。

分譲地の1箇所だけ調査してあったので、見せてもらったら

全くの地耐力が無い地盤で、地盤改良が必要でした。

 

どんなに丈夫な家を建てても地盤の地耐力が0なら意味が無いです。

そんな家に住んだら死にます。

もし、そんな疑問ももたないで家を建ててしまったらと考えると恐ろしいですね。

 

営業マンは早く契約がしたかったから、面倒な調査を省いてしまったのでしょうね。

 

 

敷地は契約後に調べたら問題ありません

ほとんどの会社では無料でプランをしてくれます。

ヒアリングを何回かして、予算を組んで、プランをします。

 

無料なので出来る範囲も制限があるのは仕方ない事ですので、会社によって無料範囲は違います。

あなたのお仕事に置き換えて考えて頂ければお分かりになると思います。

どこまで無料で自分の時間やスキルを提供しますか?

 

(これはインザホームのプランの一例です。)

 

さて、ある程度の敷地の大きさや方角、周りの環境が分かり

ご要望をお話いただければプランは出来ます。

 

この章では、この後が問題になりました。

私たちは、この後に敷地を調べる事になります。

無料プランでは提案力や話しやすさや家づくりの考え方などを知って頂く時間

 

これから先は、実施設計になります。

境界杭がなければ敷地を確定して、農地なら家が建つのか調べて、高低差の測量をして、構造検討して(構造計算)

法律や条例を調べて、申請が必要な場合もありますし、

お客様の資産や続柄についても必要なケースもあります。

 

もし、プランをそのまま進めて、「ごめんなさい建てられない土地でした」なんてことになると

その疲労感はすごい事になります。

でも、そのまま進めるケースがとても多いです。

 

なぜなら営業マンは、契約したいからです。

契約してしまえば、次の土地でも家づくりを進められます。

本当にいいのかな?って思ってしまいます。

 

 

プランも、見積もりも、土地も無いのに契約

うそみたいな話かもしれませんが、よく聞きます。

何も決まってないのに契約している訳ですから、住宅ローンの審査も出来ません。

取り合えず契約してから考えるパターンです。

 

話がまとまらないで、土地も見つからないで、プランも出来ないで・・・

解約する事になると違約金が発生してしまいます。

 

もう、トラブルの臭いがプンプンします。

営業マンの人柄で契約してしまうと危険ですね。

 

「特殊な●●工法だから、地震に強いですよ」で契約

今まで地震で倒壊したことないです。

特殊な工法だから地震に強いです。

こんな営業トークで契約してしまう方もいらっしゃいます。

 

どこの住宅会社でも言います。

だって、大きな地震がこの地域では発生していないので倒壊しないです。

地震や台風って横方向の力になります。

普通に建っている場合は重力による縦方向です。

力の方向が違うので、倒壊していない事は理由になりません。

 

 

相談に来られた方が、特殊工法で建てる住宅会社で建築予定でした。

せっかく地震に強い工法なら、長期優良住宅にすると地震保険が半額になるのでお勧めしました。

 

そこで、住宅会社に確認すると構造計算は実施していなかったのです。

その営業マンは建築士だったのですがこう言いました。

「構造計算は建ってからするつもりです。」

は??って感じです。

 

建築する前に安全性を確認するのが構造計算です。

そして、着工前に長期優良住宅の申請と認定を受けなければなりません。

 

建築士だからって安心できない事例ですね。

 

まとめ

営業マンの仕事は契約する事です。

建築の内容を詳しくしっている営業マンは本当に少ないです。

そして、営業マンの人柄では良い家は建ちません。

 

家づくりには進め方があります。

正しく家づくりをすると、良い家になりますし、損はしません。

詳しくは、無料相談でお伝えしています。

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