家づくりの情報をあつめると、本当に色々あります。
その情報は、間違っていたり、損をすることになったり、的が外れていたり、騙されていたり・・・
家となると一般常識的な事も分からなくなります。
そんな不思議についてお伝えします。
営業マンで住宅会社を選ぶ
相性の良い営業マンや人柄の良い営業マンを理由に住宅会社を選ぶ方が多いようです。
営業マンは「家を売るプロ」
だけど、家を建てるプロではありません。
法律、構造、断熱、気密、換気、間取り、収納、インテリア、工程、品質、安全、原価、造成、申請・・・・
これらを知っていてできる訳ではありません。
お客様の印象を良くするには「YESマン」になる営業マンが多いです。
「出来ますよ!」「任せてください」「なんとかします」
こう言われると心強いですが、解決はしていません。
心理学的なテクニックはあるのかもしれません。
売るプロですから・・・・。
もちろん、良い営業マンもいます。
本当に良い営業マンは分からないことは「分かりません」といって、
本当のプロにお願いするべきだと思います。
正しい知識と情報で良い家や良い住宅会社を選びたいのなら
建築士に相談する事だと思います。
相見積もりをとって安くする
誰もが安くして欲しいと思っています。
それは、家だけではなく車や家電でも・・・・
既製品のような性能が同じモノであれば、有効な手段です。
でも、家となると話が変わります。
家を安くする場合どうしたらいいのか?
安くするには色々な方法があります。
沢山ありすぎて書ききれないので、3つにしておきます。
もっと詳しく知りたい方は、無料相談へお申込みください。
①人が関わる時間を減らす
設計をするときにヒアリングをしなければ安くなります。
その場合、プラン集から選ぶか建て売りになります。
プラン集から選んでも変更したら大きな追加金が発生します。
コンセントの位置や外壁の色や床の材種など、家づくりには決める事が沢山あります。
その仕様決めも時間が掛かります。
2~3種類の中から選ぶか、選べないかであれば安くなります。
なぜなら、それらの材料や工法などの知識は必要なくなりますし
説明する、選択する時間も無くなります。
沢山の素材や好みから選ぶと選択肢は無数にあります。
それだけの知識や経験が必要ですし、何かが変われば他の工事に影響がある場合は
仕様変更や職人さんへの打ち合わせや工程変更など
あなたがみえない部分で時間が使われます。
せっかくの家づくりですので、納得できて
将来まで愛着を持って使えて、長持ちできる材料や商品を選ぶ事が出来たら
長い目で見ると安いと思います。
②職人や業者を安くする
家は外で多くの人が関わって建ちます。
家の価格はどうやってきまるのか?
職人さんの人件費+材料費+申請や図面や交通費などの諸経費+利益
コストをカットするのは、比重の大きい所を減らすのが効果的です。
だから、職人や業者を安くしてもらいます。
そこで、あなたに質問
1日働いて「1万円の大工」と「3万円の大工」だったらどちらにお願いしたいですか?
もちろん、大工の腕は違います。
多くの方は3万円の大工に家を建ててもらいたいと思っています。
だけど、安くしてほしいと矛盾が出ます。
もし、3万円の大工に1万円しか払わなければ、どうなるでしょう?
あなたの給料が明日から3分の1になります。
一気にやる気なくなるでしょう。
適当にやって早く帰ってしまうでしょう。
人間だからね・・・・
③見えないところで金額を下げる
住宅の見えないところは、性能に直結します。
基礎の鉄筋を少なくする
構造計算をしない
現場管理をしない・少なくする
断熱を薄くする
気密工事や測定はしない
言い出したらキリがありません。
上がインザホームの鉄筋です。下はネットで拾ってきた写真です。
どっちの基礎がいいですか?
隠れてしまうような基礎、断熱、気密、構造などは、手を抜いても一般の方には分かりません。
大きな地震が発生しなければ問題ないし
結露しても壁の中は見えないし、カビがでるのは数年後だから保証は終わっているし
温かい家は、住み比べる事が出来ないので分からないし
すぐに、どうこうなる事ではないので分かりません。
でもね、見えないところこそ重要なのです。
建築士より素人を信じる
インスタやブログで情報は沢山とれます。
気を付けて欲しいのは、誰が言っているのかです。
一般の方は家を建てた経験があるのは1回です。
よくて2回ぐらいです。
その1回で全てが分かったような立ち位置で情報発信しています。
中には、間違った内容もあります。
SNSをみると、間取りチェックしますという広告が結構あります。
誰がやっているかというと、人気のある人は一般の素人です。
ちょっと勉強したレベルの人が動画で面白おかしく情報発信をすると人気が出て
その人が住宅会社や営業マンを紹介してマージンをもらいます。
あなたは無料ですが、住宅会社はお金を払っています。
そのお金ってあなたの見積もり価格から捻出するか
どこかで手を抜かれている事が多いです。
普通の建築士は、あまり情報発信をしていません。
というより、その時間が無いのです。
毎日、現場を管理して
材料発注、図面作成、申請書類、プラン
相談や打ち合わせ
工程管理や見積もり
沢山のやる事があり、そこまで手が回らないのが現状です。
この様な理由から、素人を信じてしまう傾向があるようです。
まとめ
家づくりは、ほとんどの方は初めての経験です。
大きな金額が動くので不安になります。
その不安を解消するためにしてしまう行動が手軽さです。
SNSで情報を集めて
話しやすい営業マンを窓口にして家づくりを始めます。
少しでも安くしてくれる会社を選び
素人が描いたような設計で契約をして
安い職人と材料で建築をします。
この場合の10年後は・・・・・想像してみてください。
ここで言いたいのは
ちょっとだけ手間をかけて、建築士の話を聴いて、勉強してみてください。
10年後に建替えなくても良い家が手に入る可能性が高くなります。
でもね、全ての建築士が優秀な訳ではないのでご注意ください。
インザホームでも建築士の無料相談をやっています。
分からない事や不安な事を相談してみてください。
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