家づくりには予算があり、誰もが予算をオーバーしたくないと思っています。
だからと言って
低予算で家づくりをしても、その内容が低レベルであれば
住んでからのメンテナンスや電気代で損をしてしまいます。
年初から電気代が20%上昇していますので
今年の冬は電気代にビックリするかもしれません。
毎年上がる電気代です。
例えば、30年で比べてみます。(木造住宅の耐久年数が26年なので)
現在、15000円の電気代の差額があるとします。
普通の建て売り住宅とインザホームの家での電気代差額がコレくらいです。
毎年1%の電気代があがったとすると
10年後で16500円ぐらい、年間で198000円
20年後で18300円ぐらい、年間で219600円
30年後で20200円ぐらい、年間で242400円
これ差額ですからね。
1年で20万円以上の差額でコレです。
電気代の上昇は1%以上になると思います。
と言う事は・・・・
もっと差額が出るって事です。
これを住宅ローンにすると
毎月18000円の住宅ローンで30年間で計算します。
ローン金利は1%
560万円の借り入れに相当します。
と言う事は、560万円以下の断熱気密工事が可能であれば元が取れる訳です。
比べる住宅によってその差額は違いますが
一般的な建て売りレベルとインザホームを比べると
断熱気密工事での差額は80万円ぐらいだと思います。
充分に元が取れていますよね。
地域にあった断熱でいいのです。
しっかりと気密が取れる技術があって
換気の設計ができていて
耐震等級3が取れる設計ができていたら
60年耐久の得しかない家を手に入れる事が出来ます。
最初見積もり見た時は高いな・・・って思うかもしれません。
それって、ローコスト住宅と比較しているからです。
高いなって思う差額はたぶん、200万円ぐらいだと思います。
逆に大手ハウスメーカーより1000万円ぐらい安いです。
今回は、断熱についてお話しましたが
それだけでは快適な家にはならないのです。
全てをバランスよく設計しなければ予算オーバーになるだけではなく
せっかく建てた家が腐ったり、寒かったり、地震に弱かったり・・・と
「こんなはずではなかった」となります。
住み比べる事は出来ないので、気が付かないです。
10年後、20年後になって分かるか、大きな災害があった時に
初めて分かる事だと思います。