家を建てると決断した時に価格は一番に気になる事柄です。
問い合わせで良くあるのが
「土地と家で3000万円以内で建てたい」
これって25年ぐらい前の住宅価格です。
土地が50坪で30万円だとしても
家は1500万円の予算になります。
どうして住宅価格はあがっているのか?と疑問に思うでしょう。
住宅価格だけが特に上がっている訳ではありません。
人が仕事をして経済活動をしている限り経済は成長します。
衰退はありえません。
その成長は2%は正常です。
つまり、物価が2%上昇する事になります。
ちなみに現在アメリカでは8%ぐらいヨーロッパでは12%ぐらいの物価上昇になっています。
これらを車で例えてみます。
2002年のクラウン
一番グレードが低いもので比較してみます。
当時の価格は378万円
378万円が2%の物価上昇で価格が上がります。
2007年・・・・417万円
2012年・・・・451万円
2017年・・・・498万円
2022年・・・・550万円
2022年のクラウン (ここまでの価格の変化)
実際の車の価格は
2007年・・・・408万円
2012年・・・・415万円
2017年・・・・455万円
2022年・・・・605万円
円安や原料価格や燃料価格などで変わりますがだいたい2%ぐらいの上昇で合っています。
住宅の場合になると
20年前の高性能住宅は35坪ぐらいで2200万円ぐらいでした。
同じように2%の物価上昇がある場合
現在は、3270万円ぐらいになります。
こう考えると
家を建てたいと思ったら、すぐに建てるべきだと思います。
3年後とか5年後になると価格は上がっています。
もちろん、賃貸アパートの家賃も値上がりしていきます。
それでも安く建てている会社があります。
職人さんや建材屋さんにローコスト住宅会社との取引を聞くと
次からは絶対にやらないと言います。
広告に出ているようなイメージでは建てる事は難しいです。
市場価格よりも安く家を手に入れるという事は
どこかでその価格に見合う分の負担やリスクを負っている訳です。
私たちの給与が30年ぐらい上がっていないのが問題で
それって国の問題でもあります。
それは、すぐには解決できないので
家づくりの場合は、ランニングコストやメンテナンスコストが
あまりかからないようにすることです。
永く、安心して暮らせる
生命・財産・健康を守れる家を選んでください。