こんにちは、前田です。
地盤ってとても重要です。
壁量や部材の構造検討をしても
それを支える地盤と基礎が安全でないと丈夫な家とは言えないですよね。
ですから、絶対に地質調査をします。
そして、補強が必要なら絶対に地盤改良します。
これは工事契約の約款にも記載されていますので
お客様が地盤改良しなくていいといっても
私が必要と判断したらやらないといけないです。
それが嫌なら契約出来ません。
もちろん、調査結果の説明もして
なるべくコスパよい工法を選択します。
コレ、本当にあった相談での話です。
地元の結構大きな住宅会社
担当は、2級建築士の営業マンです。
地盤改良は77万円で契約に入っています。
工事しなくてもそのお金は返ってきません。
住宅会社としては、改良しない方が儲かる訳です。
それで地質調査報告書をみせて欲しいとお願いしたのですが
実は、調査していない・・・・
近くで調査した報告書があったので私が観ました。
そしたら、地耐力0
つまり、全く地盤にチカラがなく
そのまま建てたら、家が崩れる可能性がとても高い状況でした。
心配になって構造計算してあるのか聞いてみるように言いました。
その答えが
「計算は建ってからやる予定でした。」
全く意味がありません。
ちなみに、基礎と間取りを見せてもらいましたが
まったく構造的に合っていませんでした。
特殊な工法を採用している=地震に強い と思っているようです。
これ建築士が担当していたんです。
もちろん、ここでは建てなかったです。
ココで知って頂きたいのは、
地質調査をして説明してもらう
次に基礎です。
私が良く言っている「構造ブロック」
基礎が区画されているのか?
この区画は木構造と一致しています。
建物に作用する荷重は(地震や台風なども含みます)
全て、基礎から地盤へ伝わります。
ココを検討しなければ、安全な家とは言えません。