高性能住宅といって売っている会社が多いです。
低性能では売れないからですね。
まずは、それぞれの性能で基準とするレベルについてお伝えします。
【構造について】
長期優良住宅で「耐震等級3」にしてください。
間違っても「耐震等級3相当」にしないでください。
全く別物です。
【断熱について】
断熱は間取りが決まったら計算で求められます。
ココでの基準は
HEAT20 G1 以上にしてください。
U値0.56より小さい数値です。
0.5切るぐらいで愛知県なら大丈夫です。
お金を掛けたら数値は良くなりますが、
コスパが悪くなります。
【気密について】
必ず測定をしてください。
C値0.5を切るように!
C値0.1とか0.2は難しいです。(インザホームでの平均数値です)
【換気について】
まずは、外部の換気です。
外壁・屋根の通気が設計されているのか?
特にバルコニーを設計する場合は必ず聞いてください。
屋根の通気も形状によって異なります。
室内の換気も十分にとりましょう。
高額なシステムを導入する必要はありません。
室内換気は会社によって様々ですので、必ず質問してください。
インザホームでは、熱交換型の換気扇ではありませんが
省エネで冬の室温は20度以上になりどこにいても温かいです。
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さて、この4つの性能はぞれぞれとても重要なのですが
どれか一つでも欠けてしまったら意味が無いです。
【事例1】
耐震等級3でも気密が悪ければ、結露してしまいます。
結露したら、壁の中の湿度があがりカビが生えます。
断熱の性能も落ちてしまいます。
【事例2】
高気密高断熱住宅でも耐震がなければ
台風や地震で家が揺れてしまいます。
揺れたら、家の隙間がだんだんと大きくなります。
その結果、隙間から冷気が入り結露します。
もちろん、電気代も上がりますね。
【事例3】
高気密高断熱でも換気ができていなければ
温かいけど、なんとなくドンヨリした空気になってしまいます。
新鮮な空気ではないので健康的ではありませんね。
また、室内の湿度を排出しなければ
壁の中で結露してしまいます。
と言う訳で、どの性能が欠けても重大な欠陥になってしまいます。
断熱だけ強化するよりも
4つの性能をバランスよく地域にあった仕様にする方が
効果があり、コストも抑えられます。