コラム

Column

2023.08.12

あなたに、ちょうど良い家

住宅業界の現状

家づくりを始めると色々な情報が手に入ります。

その中には間違ったモノも多いです。

そして、選択に迷う事も多いです。

例えば

 

樹脂サッシ複合サッシ

基礎断熱床断熱

1種換気3種換気

高気密気密無し

サイディング塗り壁

充填断熱ダブル断熱

耐震等級3基準法の強度

まだまだ色々とあります。

良いものを選べば金額が上がります。

だからといって、妥協はしたくないし、永く住む家なのである程度の要望は叶えたい

どれくらいがちょうどいい家になるのだろう?

 

そこで今回のコラムは

インザホームの建築士が考える、ちょうど良い家の仕様について一部お伝えします。

これらの仕様は、コスト・性能・耐久性・リスク・省エネなど

色々な要素を考えてみました。

 

予算に余裕があれば、グレードアップも可能ですし

予算に余裕がなければ、グレードダウンも可能です。

その場合でも、極端なアップダウンはリスクがありますので、

詳しくは無料相談へお越しください。

 

耐震性能

耐震等級3になります。

耐震等級1から3にする為の費用はおおよそですが

構造計算・申請で38万円ぐらい

構造材も大きくなるので50万円ぐらい

 

これは掛けて良い費用だと考えています。

耐震等級2にするなら、構造材をあと20万円だして耐震等級3にした方が地震保険が半額になるのでメリットはあります。

間取りによって構造材の20万円は上下しますがメリットはあります。

 

合法の家ですが、熊本地震で倒壊しています。

 

同じ震源地ですが、住み続けられます。

 

震源地で耐震等級3の家は16棟しかないのが現状です。

それでも住宅会社はいいます。

「弊社の家は地震に強い家です」

 

建替えをすると3000万円は必要になります。

その時に建てる家は必ず、耐震等級3にするはずです。

だったら、最初から地震に強い家にした方が良いと考えています。

 

断熱性能

UA値0.46 (HEAT20 G2)ぐらいがコスパが良いです。

地域に合わせた断熱性能で快適に暮らす事が出来ます。

 

UA値とは

寒い地域ではもっと数値が小さくなります。

断熱性能を上げるには、断熱材の厚みを増やす事が一番効果的です。

壁をダブル断熱にすると数値はよくなりますが、同時にコストも上がります。

 

工事に掛けたコストとローン金利を計算すると

元が取りにくい仕様になります。

 

壁の厚みでの断熱材でもUA値0.46は充分可能です。

 

どの断熱材がいいの?

色々な断熱材があります。

住宅会社によって考え方は様々です。

ローコスト住宅の断熱材は、グラスウールが多いです。

材料費が安く、切断も簡単、大工で施工できるというメリットがあります。

このうような袋入りのグラスウールを採用している会社がおおいです。

ちなみにこの写真の施工方法は間違っています。

 

デメリットは、

施工が難しい、隙間が出来る、湿度に弱いなど色々あります。

 

 

丁度いい断熱材で私たちが選んでいるのは

吹付断熱です。

同じ厚さなら袋入りのグラスウールより性能は良いです。

隙間もなく、湿度に強く、入り組んだ部分も施工可能などメリットが多いです。

グラスウールよりは材料としての金額は上がりますが、

大工の施工手間が減るので、思ったよりも金額は上がりません。

 

気密

気密とは家の隙間です。

家全体で17㎠の隙間です。この隙間は窓のレールも含まれます。

第三者での気密測定をします。

愛知県では2割ぐらいの家しか第三者測定をしていないようです。

インザホームではC値0.1~0.2台が平均の気密になります。

 

何も気密測定をしないとこの10倍ぐらいの隙間になります。

これは結露の原因になり、カビが発生したり、断熱性能を落としたり

快適に暮らす事が出来なくなるので、気密工事はしています。

 

気密工事をしたところで、ここまでの数値はなかなか出せないと思います。

インザホームでは標準です。

 

外壁の通気と防水

家の耐久性を上げる為に、外側の換気も重要になります。

インザホームの仕様です。

胴縁という木材の下地があります。

この上に金物でサイディングを張ります。

外壁の裏に隙間があって、ここを空気が通ります。

 

安くしようと思うとこのように建ての木材を無くして金物だけで留める事になります。

その隙間は5mmしかありません。

これでは、空気が通りにくいです。

湿度を排気しにくいので結露のおそれがあります。

ハッキリ言うとダメな工事です!

材料がなければ、職人さんの手間が無く安くなります。

しかし、その代償は数年後に結露で腐りやカビとなって受ける事になります。

 

キッチン・お風呂・トイレ

どこのメーカーも機能的にはそれほど変わりません。

その中でお値打ちで仕上がりやデザインや使い勝手が良いモノを選んでいます。

 

押さえておきたい項目のみお伝えします。

 

キッチン

キッチンは腰壁のあるタイプの方が安くなります。

腰壁部分で個性が出せますし、

手元がみえないのでリビングからの見た目が片付いています。

オープンキッチンより安くなります。

 

食洗器は付き

換気扇は薄型

カウンターは人工大理石

これが良く選ばれる仕様ですので、標準にしてお値打ちにしています。

 

お風呂

お風呂についてです。

ユニットバスにしましょう。タイル張りのお風呂は高額になります。

大きさは1坪です。

人工大理石の浴槽

浴槽断熱

乾燥機はどちらでも構いません。

インザホームの家は換気が良く、室内物干しが設計されているのでお風呂で乾かす事はあまりありません。

 

トイレ

 

普通のタンク付きトイレです。

温便座+シャワー

 

タンクレストイレは高額になります。

写真のトイレの3倍以上の金額になります。

トイレは10~15年ぐらいすると汚れが落ちなくなったり、パッキンが劣化したり・・・何かしら不具合が出ます。

毎日使う水回りの器具ですので、仕方ないです。

 

それは金額に関係ないです。

だったら、15年ぐらいで同じトイレに取り換えた方が気持ちいいと思います。

 

家の大きさ・カタチ・配置

同じ仕様であれば、家が大きくなれば高額になります。

家が大きくなって安くなることはありません。

これが基本的なルール

 

4人家族で子供部屋2つ 寝室1つ 書斎(3~4帖) ウォークインクローゼット1つ 玄関土間収納 室内物干し

これくらいの部屋があれば十分です。

これで32坪ぐらいで設計できます。

家のカタチは総二階建で正方形に近い方が構造的に安定していますし、金額も安くなります。

家のカタチは耐震などの構造に与える影響が大きいですので、デザインで凸凹させると構造にお金が掛かります。

 

配置についてもなるべく南を向けると、冬の光熱費が削減できます。

配置は家の価格にはあまり影響がないので、敷地に余裕があれば真南を向けてください。

このお家は真南向けています。真夏のお昼前ぐらいの写真ですが、屋根の影で太陽光は入っていません。

室温が上がらないのでエアコンでの電気代が安くなります。

 

 

価格だけで判断すると数年後に後悔します

販売価格=原価(直接費と間接費)+利益

コレが基本です。

 

販売価格が安い家の場合は、どこを削減すると思いますか?

もし、その会社に社員が多い、モデルハウスがある、フランチャイズでは、利益は削れません

いや・・・・利益をけずって無くしてまでも、あなたの家を建ててはくれません。

 

 

住宅会社で働いている人にも生活や家族がいます。

だから、あなたと同じように給料が必要です。

 

 

利益を削るって事は、働く人がいなくなり、建てた家を観てくれる人はいなくなり

会社が存続できなくなり・・・・とあなたにとっても良い事はありません。

となると、原価を削ります。

耐震等級3はとらない

断熱は薄くていいし、冬に寒かったらエアコンつけたらいい

気密工事ってなに?やったことないし・・・・

職人もだれでもいいし、早く工事してくれる人ならいい

設計はパートさんで、打ち合わせは営業マン

 

地元でも安く建て要る会社はあります。

実際に現場を観ている職人さんから話をきくと

 

鉄筋は少ない

構造用合板は無いし、構造は弱い

断熱材は薄いグラスウール

気密はやってない

床下は水浸し

↑ これは計算されていない基礎鉄筋です。

 

↑ インザホームの家です。

構造計算するとこれぐらいになります。

 

それでもその住宅会社は言います。

「地震に強い家です」「温かいです」「省エネです」「注文できます」

何を信じるかで、将来のあなたの資産が減ってしまいます。

 

 

 

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