高機密・高断熱

防水と気密が同時に出来る塗料のDMが来ましたが・・・・

  • 2021.06.23
  • 2分で読めます

こんにちは、前田です。

 

住宅の気密ってとても難しいです。

気密ラインをどこにするのか?を考えなければなりません。

 

こんなDMが会社に届きました。

外壁塗装で防水と気密が同時に出来る

 

 

私はやりません!

家の寿命が縮まりますよ。

 

その理由ですが・・・

防水ラインと気密ラインは一緒ではありません。

 

外壁塗装なので、外壁部分が気密ラインになる考え方ですが

気密は外壁だけ良くしても意味がありません。

 

屋根や床や窓からも漏気します。

全てを気密処理しなければ気密はよくなりません。

 

じゃ、この塗料を屋根や床にも塗りますか?

無理な話ですよね。

 

でも、何にも知らないリフォーム屋さんや塗装屋さんは

飛びつくでしょうね。

 

それを一般のお客様にセールスして

余分なお金を掛けて工事するわけです。

 

仮に外壁部分が塗料で気密できたとしましょう。

もし外壁がサイディングなら通気層があります。

外壁の裏に空気が通る隙間(通気層)があるので

外壁を気密しても全く意味がありません。

 

では、この通気層がない外壁だった場合

室内の湿度はどうやって外に抜けるのでしょうか?

最悪の場合は壁内結露をしてカビだらけになります。

 

 

これが建設業界の現状です。

本当に素人が少し知ってるでしょ!ってレベルが多い

 

新築時にしっかり設計して、工事管理していたら

あとから余計なリフォームでお金使わなくてもいいです。

 

そして、リフォームも建築知っている人にお願いした方がイイよね

でも、その建築知っている人ってどこにいるんだろう・・・・

 

ここにはいますけどね。

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