こんにちは、前田です。
建築家って多くの場合、デザイン系の人です。
建築士ではない人も多いです。
家って60年の耐久性がないといけないと私は考えています。
その60年には、大きな台風や地震が起こります。
この地域に地震が起こる可能性は60%以上あります。
その確率は毎年上がってきます。
もし、降水確率が60%なら折り畳みの傘を持っていきますか?
私は持っていきます。
出来れば、買ったばかりの靴は履かないですし、
お気に入りの服も着ないでしょう。
では、家づくりの場合
地震の確立がそれぐらいならどうしますか?
私は地震に備えたいです。
住宅の場合、デザインの流行りが60年続くとは思えません。
住宅って奇抜なデザインって、あまり必要ないと思います。
お金が余っていたら、構造を考えて建てたら良いと思います。
それでも限られた予算で家づくりをしないといけません。
どこにお金を掛けるかは住む方の価値観です。
それでも最低限、お金を掛けて頂きたいのは
構造・気密・断熱・換気です。
建築の知識がないと良い家は建てられません。
設計通りに建てる施工技術が無いと良い家は建てられません。
金額がオーバーしていると建てられません。
それらが出来ている事が大前提でデザインをやってください。
私たちが建てる家は
生命・財産・健康を守る事を考えています。