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木造住宅の地盤判定について・・・・地盤調査をしない住宅会社がいて、地盤の相談があったので記事にしてみました。

  • 2020.10.13
  • 2分で読めます

こんにちは、前田です。

 

地盤判定についての相談がありました。

残念ながら・・・

未だに地盤調査をいい加減にしている住宅会社や建築がいます。

 

相談の内容は・・・・

 

こうやって書かれると何か変だと感じるかも知れませんが

相談者にとっては、なかなか行動に移せないし

「建築士だから大丈夫でしょ。会社も大きいしもんだいないよね。」

と自分を納得させる事で安心をしていたようです。

 

 

そこで、地質調査報告書をみせてもらったら

自沈層が2m付近にあり、私が設計するのなら必ず補強する地盤だったのです。

 

 

これ、本当の話です。

建築士だからって安心出来ません。

 

そこで、地盤判定をするのにみるべき事を簡単にお伝えします。

地質によって検討事項がちがうので注意が必要です。

 

 

①基礎底盤より自沈の確認

2mの深さまで1000Nで自沈

2~5まで 500Nで自沈

これが地盤改良判定の基準になります。

 

もっと分かりやすく言うと

100㎏のおもりでロッドがズブズブと沈む自沈する層が2mまでにある

50㎏のおもりでロッドがズブズブと沈む自沈する層が2~5m(3m間)までにある

この場合は、沈下の検討をします。

 

 

②粘性土と砂質土の場合

粘性土の場合は圧密沈下の検討をします。

圧密沈下とは、粘性土の水分が建物の重量で抜けてしまい、沈下する現象です。

10年以上の長い期間でゆっくり沈下していきます。

沈下量・傾き・傾斜角など検討していきます。

 

 

砂質土の場合は、液状化の検討をします。

液状化マップがありますので、土地選びの際には参考にしてください。

こうなってしまうとライフラインもダメなので

あまりお勧め出来る土地ではありません。

 

 

③地盤の許容応力度算出

基礎形状を決めて、接地圧の検討をします。

地盤によっては、ベタ基礎だから安心とはなりません。

 

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