こんにちは、前田です。
前回は8月19日を観ていてだ痛いので
今回は1月15日の寒い日をご覧ください。
このお家はお引渡しから2か月しか経過してませんので
まだ基礎への地熱からの蓄熱がされていませんが
それでも参考になります。
一番寒い時間を見てみましょう
1月15日 朝の7時です。
外気温 5.3度(青色)
室内温度 19.4度(緑色)
床下温度 12.8度(赤色)
床下温度は外気温にそれ程影響されないで一定です。
お引渡しから2~3か月後ぐらいで、
まだ十分に基礎に蓄熱出来ていない状況で13度ぐらいですので、
今年の冬は床下温度は20度ぐらいにはなると思います。
グラフを見ると
室内温度が下がっている23時ぐらいにエアコンを切って就寝されたと思われます。
でも、室内温度は18.9度から18.4度の0.5度しか下がっていません。
しかも、夜の12時から朝の8時までは
換気扇は全箇所動いています。
それなのに0.5度しか下がらないのです。
で、その秘密というか・・・コツなのですが
気密をしっかりと工事することです。
壁や床から漏気してしまっては
せっかくの床下の温度が利用できません。
気密測定を全棟しています。
平均で0.3ぐらいの気密を取っています。
建物形状や床面積によって難易度が違います。
そして、床下の空気を利用するという事は基礎断熱は採用していません。
次回はその違いについてお話します。