こんにちは、前田です。
家づくり中には色々な検査があります。
検査員さんは色々な現場や住宅会社に行っているので
現状の住宅業界を知るためにお話しをします。
先日、気密測定をしたのですが、その時の話です。
お施主さんは、冬暖かく、夏涼しい省エネの家が欲しかったそうです。
性能が良い一条工務店の展示場を見学にいったり、
地元の住宅会社に相談にいったり
と家づくりに熱心だったようです。
そんな時に登場するのがお施主さんのお母様です。
住宅会社にお勤めで、家づくりにかなりの自信を持っていたそうです。
もちろん、その住宅会社は
「高気密高断熱」「地震に強い」と言っていました。
断る事も出来ずに、住宅会社も高性能だと言っているので
それを信じて家づくりをお願いすることにしたそうです。
順調に家づくりは進み、完成しました。
そして、完成してからの気密測定です。
（写真はネットから適当に拾ってきましたので意味はありません）
結果はC値3.0
1㎡あたりに３㎠の隙間がある訳です。
例えば、外皮が140㎡あれば
140×3＝420㎠の隙間がある事になります。
お施主さんは涙目だったそうです。
測定者は「どこの家も大体こんなものですよ。」
となぐさめる事しかできなかったそうです。
この話、家づくりのあるあるだと思います。
知り合い（親や友人）にお願いすると
しっかりと要望が言えない
選択肢がないので、本当に良い家なのか比べられない
安くすると言っているが実は安くならない
多くの住宅会社は自社の家づくりに自信をもっています。
自分たちが建てる家は
地震に強く
高気密高断熱で
耐久性があり
省エネ
しかも、安い！
こうなったらヤバイです。
高性能で安くなる訳ないですし、知り合いだからって安くなりません。
コレ、本当です。
社長の自宅なら安くなるかもしれませんが・・・・
では、この自信をどうやって証明しますか？
地震に強いなら構造計算
断熱良いなら温熱計算
気密がいいなら気密測定
今回は、気密測定の話ですが
完成した時に気密測定をして
約束の気密が取れていなかったら
「本当に地震に強い？」
「本当に断熱は良い？」
「気密はダメだったよね・・・・」
信じられますか？
根拠ない自信を
本来は気密測定は完成してからですが、
本当に気密を取りたいなら工事中に測定します。
この状態なら手直しができます。
（写真はインザホームでの気密測定です）
ちなみに、インザホームの気密はC値0.3ぐらいです。
前回の気密測定はコチラ
これらの性能がしっかりと出来ている事が前提で
インテリア・デザイン・家事動線・趣味・・・・
などになります。
だけど、住宅会社に資料請求すると
ほとんどがデザイン性の良い家の写真集になっています。
視覚に響くカタログです。
インザホームの最初の資料は
断熱について主にお伝えしています。
文字が多いですし、見た目も良くないですが
家づくりの勉強になります。
相談に来ていただけるのが一番理解が深くなりますけどね。
ご興味あれば相談にお越しください。
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