こんにちは、前田です。
免振装置とか制振装置についです。
木造の軸組みに取りつける装置です。
色々なメーカーから出ています。
油圧式とかバネ式とか種類も様々です。
もちろん、インザホームでも取り付け可能です。
予算に余裕があって更に地震に備えたいとお考えなら良いです。
その採用にはある前提があります。
その装置がなくても十分に地震に耐えられる事です。
つまり、耐震等級3にしてください。
営業マンはこう言います。
「免振装置があるから耐震性は大丈夫です。」
「構造計算の予算を免振装置にしましょう。」
「免振装置さえつけておけば地震に強いです。」
こんなイメージで営業します。
これって全くのデタラメです。
こんなに耐震工法がゆがんでいたら耐震ではありません。
車で例えると
シャーシ(骨組み)が丈夫である事が耐震等級3になります。
シャーシが弱ければ、どんなに良いタイヤやサスペンションをつけても
振動が伝わってきて快適性は損なわれます。
家も骨組みがしっかりしていないと地震や台風の揺れを吸収できません。
だから、免振装置だけでは意味が無いのです。
じゃ、耐震等級3だけではダメなのか?
いいえ
普通の木造住宅であれば、耐震等級3であれば大丈夫です。
それでも更に安心が欲しいという事であれば免振・制振装置を付けてもいいと思います。
どこにお金を掛けるのかは、住む方次第です。
そのお金を断熱にかけてもいいし
キッチンの設備にかけてもいいし
インテリアにかけてもいいし
家具・家電にかけてもいいし・・・・・
家の基本性能は削ったらいけません!!
ご注意ください。