こんにちは、前田です。
前回のつづきです。
吹き抜けでの1階と2階の空間的なつながりは
家族の気配を感じられます。
コミュニケーションも取りやすくなるでしょう。
気配を感じるということは、
2階で子供が騒いでいたら
テレビの音が聞こえにくいデメリットもありますが
子供が騒ぐ時期なんてそんなに永くないので
その時間を楽しむのも
戸建てならではないかと私は思います。
吹き抜けがあることで
空間的な広がりや解放感を感じることも出来ます。
2階の天井が見えることになるからです。
その代わり、照明計画をしっかりしないといけません。
2階の天井に照明をつけても
1階の床までは距離があり、照度が足りません。
壁付けの照明を選択することになります。
様々な事柄にメリット・デメリットがあります。
人によっては、それぞれが逆転することがあります。
ご家族間でも同様です。
吹き抜けが有っても無くても、
家としての性能は変わらないで設計出来ます。
住まう方の意味づけが重要かと思います。
どうしてソレが必要なのか?不必要なのか?
その意味が吹き抜けだけではなく、
家全体に関係していきます。
様々な事柄が複雑に絡み合って
家としての価値になっていきます。
意味づけが出来ると、
一貫性のある家づくりになります。