こんにちは、前田です
新築の注文住宅をメインに家づくりをしていますが、中古住宅のリノベもやっています。ここ数年で建築資材や土地は値上がりして、金利も上がってきます。物価高で日常での出費も増えています。お米なんかは、数年前の10キロの値段で半分の5キロしか購入できないぐらい生活費が上がっています。
「こんなに生活苦なのに家づくりなんて・・・」と思う方もいらっしゃると思います。そこでちょっと視点を変えてみましょう。ポータルサイトで中古住宅を検索すると築2~5年の新しい家が売られています。新築で建てるよりも割安になっています。
ローンアウトして売却されているのかもしれませんが、5年前ならまだ材料が安い時でしたので、安く売りに出ている印象です。
多くの場合木造住宅ですが、木造の法的な耐用年数は22年です。もちろん、それ以上に長持ちしますが、築22年以上であれば建物の価値が「0」なので、土地値で家が付いてくるようなイメージです。(実際は建物値も載っているケースが多いです)
そこに、断熱や耐震などの性能的な改善、キッチンやお風呂などの取り換え、間取りなどの使いやすさの改善、クロスや照明などのお好みのインテリアの変更、壁や屋根などの耐久性の改善・・・・とご予算に合わせてリノベしていくと、かなり安く住まいを手に入れることができます。選ぶ物件や場所にもよりますが数千万円はお得に住まいが手に入ります。
ただし、その物件を見極めないと危険です。思っていた以上にリノベ金額が上がったり、将来はその土地を売却・賃貸・建て替えなどの需要があり資産価値が担保できるのかなど考える必要があります。
これらは人や場所によって違うので、ブログではお伝えしにくいですので相談にお越しください。
労働人口が減っていると言われています。それは建築業界も同じです。つまり職人さんが減り、設計者や現場管理者も減ります。だから、これから家づくりの金額も上がってくると思います。
世の中に変化に合わせて住まいの選択肢も変えていく必要があるのかもしれません。