こんにちは、前田です。壁紙を決めるときって「どんな色がいいのだろうか?」って悩みますよね。壁紙の色で内装の雰囲気がガラッと変わってしまいます。そこで、今回は少し参考になるような事例をあげてみようと思います。
クロスのサンプル帳って小さい見本しかないので、分かりにくいのかもしれませんね。こんな感じです。
名刺の半分ぐらいの大きさで、台紙も白いので濃く見えますね。壁に張ると面積が大きくなるので明るく見えることが多いです。でも、照明や太陽光の当たり具合で必ず明るく見えることはないですし、人によって色の感じ方が違うのでご夫婦でも意見が分かれるところです。このクロスを実際にはったのがこれ↓
どうです、明るく見えませんか?照明もあるので明るく見えますよね。実際に壁紙を貼ると分かるのですが、小さなサンプルではイメージできないことも多く、パソコンで出力しても印刷になるので色が全然違います。「じゃ、無難な色にしておこう」ってなり、このようなグリーンはあまり選ばれないケースが多いかもしれませんね。思い切った色でも意外に合いますよ。その代わり好きな色にしてくださいね。
LDKは家族が集まる場所なので、洗面所のようなグリーンは選ばないですね。そうなると「ホワイト」系が多く選ばれます。どんなインテリアにもマッチするので、失敗は少ないのだと思います。今回の私の提案はグレーです
あまり選ばれないような色だと思います。ではどんな仕上がりになるのでしょう?
廊下・玄関とLDKの共用部にグレーを採用しました。リフォームした写真なので、建具は既存のままで天井と壁の壁紙を変えた工事です。
カーテンが閉まっているLDK、窓が無い廊下は太陽光が入ってない写真なので暗く見えるはずですが、照明の明るさもあり思ったよりも暗くないです。男前デザインのやりすぎないバージョンで色を選んだので、少し濃い目のグレーにしました。なかなか選ばれない色ですが、いい感じだと思います。
ちなみに内装を考えるときには、全体をイメージしてみましょう!壁紙だけではなく、床の色、建具の色やデザイン、カーテン、アクセントカラー、照明・・・・と全体を合わせて、あまり多くの色を使わないことです。今回の写真では、床の色と天井を合わせて、壁紙のグレー、カーテンやアクセントの壁にはグリーンにして、3色で構成しています。クッションやラグマットや壁飾りなどで差し色を入れるといい感じになりますね。
いつも構造などの難しめの話をしていますが、実はデザインやインテリアもできるのですよ。じゃ、またね。