工事中で基礎の鉄筋が観れる時間は3~5日ぐらいです。だから、週末のお休みに現場にいったとしてもすでにコンクリートが打設されて鉄筋は観る事が出来ない場合が多いです。観る事が出来ないからあまり気にされていないのも事実ですが、家を支える重要な構造体なので、このブログで少しだけ知って頂ければと思います。
基礎の全景です。住宅会社に基礎の鉄筋写真を見せてもらうと良いでしょう。または、このようにブログにあるのかをチェックしてください。では、何を観るとよいのか?を知っていたら強い基礎が見分けられます。
基礎が区画されているのが分かると思います。溝みたいになっているところに地中梁があり区画されています。分かりやすく赤で囲みます。
外周のみが掘り下げられている基礎よりもこのように区画されている基礎の方が強いだろうなって感覚的に分かりますよね。その溝には地中梁があります。
区画されている部分で、底盤の配筋も変わります。例えばこの範囲は鉄筋が細かく入っていますね。
今回は、敷地に高低差があり、ガレージを設ける為に基礎に段差があります。構造設計(高さの設計)をするのには、難しい部分です。基礎他の立ち上がりは高基礎になります。
立ち上がった鉄筋は斜めにしています。鉄筋が3本重ならないようにする為です。細かな部分ですが、鉄筋工事前に打ち合わせして注意事項など伝えておく必要があります。このように、コンクリート打設後では見えないし、分からない事がとても多いです。やらなくても分かりませんし、家が直ぐに倒壊する事はありませんが、私たちは自分の家ならどうするのか?を常に思って、それぞれの職種のプロが丁寧に家づくりをしていきます