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2018.08.12

樹脂サッシを選択したら安心って本当?その3 海外の樹脂サッシのデメリット

こんにちは、建築士の前田です。

 

 

海外では樹脂サッシの

採用がほとんどって言われています。

 

 

だから日本は遅れている・・・と

言われる方もいます。

ちょっと乱暴な意見だと思いますが・・・

 

 

インザホームでも海外の高性能な樹脂サッシを

採用することも出来ます。

その時のデメリットも当然あります。

 

 

納期がかかる

船で運んでくるので、2か月ぐらい前に発注が必要です。

部品が足りないと、その時も同じ時間が必要な場合もあります。

 

 

運搬コストが掛かる

モノ自体は日本のメーカーと同じぐらいの金額ですが

(性能の違いはあります)

運搬費に50万円ぐらい必要です。

それは、サッシの数が少なくてもです。

小さな家は割高になるかもしれません。

 

 

防火地域へ採用が難しい、高額になる

樹脂なので火事になったら溶けます。

つまり耐火性能は無い

 

 

そのままの採用は難しいので

シャッターを付けるなどの対応が必要

その分のコストアップはしてしまいます。

 

 

調整などのメンテナンスは誰がやる?

海外のメーカーなので、家までは来てくれません。

だから、住宅会社がやることになると思います。

 

 

雨仕舞いを考えないと・・・

前のブログで日本のサッシは半外付けとお話ししました。

海外のサッシは内付が多いです。

 

 

それは取り換えを前提にしているからです。

樹脂は劣化するものだから、

性能を維持するなら取り換えも当然

という考えなのでしょう。

 

 

内付は室内側の壁を解体したら

取り換え可能ですので

外壁は触らなくてもいいです。

 

 

でも、外壁とサッシの取り合い部分の

防水処理を考えないと

雨漏れする危険があります。

 

 

止水パッキンを挟んでサッシを取り付けする方法など

色々とありますが、海外の仕様をそのまま真似ても

日本の気候や雨量とは違うので注意が必要です。

 

 

暮らし方の違い

日本のサッシの特徴は

引き違い窓が結構多い事です。

 

 

ウッドデッキやバルコニーに出る

掃出し窓(大きな窓)は、海外ではあまりないです。

ですから、掃出しではなく立ち上がり壁が付きます。

 

 

引違窓は構造上どうしても隙間があります。

レールの上を障子が動く構造だからです。

 

 

海外はドアの様に開いたり、障子が倒れたりと

締めたら気密が良くなる構造になっています。

 

 

さっと考えたら、これくらいは出てきます。

長くなるので次回にしますが・・・

 

 

樹脂サッシだけではなく、色々な事柄に

メリットとデメリットがあります。

よく見極めて、住む人の価値観や環境や予算に

合わせて設計しないといけません。

 

 

高性能だからコレがいい!って言うのも分かりますが

ゴリ押しして、ローンが払えなくなったら・・・

何かを我慢しないといけなくなったら・・・

意味がなくなっちゃいますからね

 

 

あ、誤解の無いように言っておきます。

私、樹脂サッシ反対ではないですよ。

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