こんにちは、前田です。
今回は、全体的なお金の話です。
その1でもお話したローコスト住宅では
35坪で1500万円 設備付を前提でお話しています。
では、この1500万円で高性能が可能なのか？
どこの会社も同様に利益が必要になります。
これは、あなたがお給料をもらっているように
住宅会社も従業員にお給料を支払います。
その他に、工事保険・通信費・車両費・事務所の賃貸費
機器のリース・モデルハウスの維持費・・・・など
会社を維持するのには様々な費用が掛かります。
最低でも2割は必要です。
そうなると原価900万円の家になります。
先にお伝えした高性能にした場合
一般的な建て売りに180万円ぐらいのプラスになります。
家が小さくても150万円ぐらいでしょう。
となると元の家が900-150＝750万円になります。
750万円で建て売り仕様の家を建てている（原価）って事になります。
ちょっと高い車ぐらいの金額で家が建てられるのかと言うと
厳しいですね。
どこで金額を下げるのかと言うと
一番は人件費です。
間取りや仕様の変更は出来ません。
どんな職人さんでも出来るように簡単な仕様にします。
「1日15000円の大工と30000円の大工だったら
どちらの大工に自分の家を建ててもらいたいですか？」
こう聞くと、多くの方は3万円の大工と言います。
でも、金額は下げてほしい
そうなると住宅会社の利益を削る事になります。
設計変更は出来ません、打ち合わせも数回です
図面は描けません、現場管理もそんなに出来ません。
経営的な視点でいうとかなり難しいです。
何が難しいのかと言うと
人が会社に定着しない事です。
薄利多売になるので
安い給料で沢山の仕事をこなす事になるかもしれません。
それに、給料が高い技術者を雇用する事は出来ません。
もっとも、安い家が悪いわけではなく
企業努力で安くしているので、とても良い事です。
だけど、全ての会社が良いわけではないので
ローコストはそれなりのリスクは覚悟して欲しいです。
良く調べてから、ローコストを選んでください。
もう一つ考えてほしいのは、将来の金額についてです。
電気代や機器の取り換え費
災害時の建物被害や建替え
住環境が良くない事による健康被害
見積もり金額には反映されませんが
住んでからのコストの方が高額になります。
トータルコストで家づくりを考えてください。
詳しくは無料相談でお伝えしています。