こんにちは、前田です。
息子の高校が石川県です。
被災地ですが、学校が始まると言う事で車で送りました。
インターを降りると屋根瓦がずれている家が多かったです。
寄せ棟の屋根がずれている事が多かったです。
擁壁が割れていたので、大きな地震力が発生したのが分かります。
擁壁自体もRC造の上に間地ブロックが乗っている構造なので、どうなのかなって?思います。
地盤は液状化で大きく下がっています。
水位が高い砂地盤で液状化が起こりやすいです。
地震で揺れると砂と水が分離して、水は地耐力はないので地表に噴き出てきます。
これが液状化です。
液状化現象の詳しい仕組みは分かっていません。
どこで、どの程度の規模で発生するのかは、分からないですから対策も難しいのです。
これだけ地盤が下がると、埋設配管が割れていると思います。
建物が使えたとしても、生活が出来ない状態です。
いつも相談でお伝えしている事があります。
インザホームは耐震等級3の家が標準です。
法律で認められる耐震等級1は43年前の壁量計算になります。
新耐震基準の耐震等級1でも24年前の計算です。
耐震1では危険です。耐震1から耐震3へグレードアップするのには、お金が掛かります。
申請や計算で38万円ぐらい
構造で40万円ぐらいで可能です。
原価で80万円ぐらいで命が守れます。インザホームは原価提供しています。
それで命が守れるなら安いと思います。
どこの住宅会社も「地震に強い」と言いますが、設計と施工がしっかり出来ていてこそです。
今回、被災地を実際に観て建築士として色々と考える事がありました。