コラム

Column

2022.08.25

壁量は大丈夫か?

こんにちは、前田です。

 

構造の検討項目は3つあります。

①壁量

②部材

③地盤・基礎

 

今回は①についてお話するね。

 

多くの方のご要望

1階にLDKで20帖以上

陽当たりよく南側に大きな窓

開放的なLDK

子どもが走り回れるように

 

構造的に言うと壁の少ない家にして下さいと言っています。

 

ネットから拾ってきた写真ですが壁が無いですね。

ガラスは壁ではありません。

 

どこの住宅会社も「地震に強い家を建てています」と言います。

でも、構造知識がありますとは言いません。

 

地震に強い根拠は

今まで倒壊したことが無いから

特殊な工法だから地震に強い

 

これでいいのかな?

だって、大きな地震来た事ないじゃん!

 

そこで気にして欲しいのが「壁量」です。

壁に合板を張ったり、筋交い入れたりして

壁量を増やしています。

 

耐震等級3で設計しています。

良く効くのが「耐震等級3相当」

こんなの無いですからね!勝手に言ってるだけです。

 

恐らくその根拠は建築基準法の壁量の1.5倍だから

耐震等級3相当としています。

 

耐震等級3の建物なら

壁量だけで言ったら建築基準法の3倍ぐらいありますからね。

半分ぐらいの壁量で「相当」と言ってるのです。

 

これって構造知識が無い住宅会社な訳です。

 

壁量もあればいいって事ではありません。

バランスや柱頭柱脚の接合金物など

検討する事があります。

 

壁量ってプランしているときから考えています。

木造住宅であれば、壁量を無視できません。

本当に地震に強い家は特殊工法で決まりません。

 

構造知識のある人に設計してもらえたら

コスパよく地震に強い家を手に入れられます。

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