こんにちは、前田です。
構造計算して地震に強い家に設計できたとしても
工事がしっかりしていないと「絵に描いた餅」になります。
分かりやすいので、構造用合板でお話します。
構造用合板は、建物の外周部に合板をはります。
茶色の板です。
この合板を張る事で、壁量が増えます。
木造住宅の場合、壁量が多いと強度も増えます。
ちなみに、この合板を1枚張ると2.5倍の壁量になります。
この合板は釘で留めます。
50mmの釘で100mmピッチで施工しますが、
その釘はめり込まないように打たないといけません。
これはインザホームの家です。
釘はめり込んでいません。
インザホームの隣でやっていた現場でも同じような合板を施工していました。
その現場の釘の写真です。
ほぼ、釘はめり込んでいます。
それでも検査は合格しているのは不思議です。
(実際は不合格って出せないのが現状です)
もちろん、地震に強い家として売っているのです。
壁の中の事なので、お客さんは知りません。
可哀想ですが、計算どおりの強度は期待できないです。
そもそも計算してないのかもしれません。
設計通りに施工する現場力はとても重要なのです。
このあたりも住宅会社選びには調べておきたいですね。