こんにちは、前田です。
高断熱住宅ってよく言われますがその種類も様々です。
例えば、
高価な断熱材を採用する。
熱伝導率で判断できます。数値が低い方が高性能になります。
外にも断熱を張る付加断熱もあります。
この場合は、外に厚い材料を張ると外壁の垂れになりやすいので
施工方法も重要になります。
写真は付加断熱ですが、この地域でここまでやる必要はないと思います。
もっと寒い地域なら必要です。
そもそも土地価格が安いので、家に予算を掛けられる訳です。
断熱性能を上げるには色々な方法がありますが
どのレベルまで上げたらいいのか?
悩むところではないでしょうか?
断熱等級4でのU値は0.87です。
これが最高だと思っていたり、
これより少し良い数値だから高断熱と勘違いされている方もいます。
これでは全然足りません。
U値で言うと0.5ぐらいは最低限欲しいところです。
数値が低い方が性能が良いです。
基準を0.5だとして、0.4を切るぐらいの性能にした場合
いくら予算が必要なのか?
一番簡単な方法は、窓を樹脂サッシにすることです。
写真はAPW430です。
これにするとU値は0.4を切るぐらいになります。
そこで今回のテーマである金額です。
35坪の2階建てで普通に窓を設計した場合
プラスで60~80万円ぐらいになります。
窓からの熱損失はとても大きいので
窓を強化する事はとても有効です。
どこにどれだけの予算を掛けるのかは
コスパを考えて設計しなければ、
数値を求めるだけになってしまいます。
お客様は数値が良い家が欲しい訳ではなく
快適な暮らしが出来る家が欲しい訳です。
残念ながらU値だけでは快適な暮らしにはなりませんのでご注意ください。