こんにちは、前田です。
私は大型バイクに乗ります。
コレ愛車です。
後ろに見えるのがガレージで別棟になっています。
だからって訳じゃないけど、ガレージハウスが欲しいと相談があります。
また、ガレージハウスを売りにしている住宅会社もあります。
バイクぐらいのガレージならいいですが
車のガレージとなると、正直に言うと
あまりやりたくないですね。
で、今回は
どうしてガレージハウスはやりたくないのか?を記事にしてみます。
ネットから適当に持ってきた写真です。
家にガレージがあって、夢膨らみますね。
それと同時に私は恐怖も膨らみます。
一般の方が建てる家は木造がほとんどです。
この写真も壁の厚さを観ると木造のようです。
木造を前提でお話していきます。
宅配で送られてくる段ボールです。
これ丈夫ですよね。
この段ボールで出来た家を横から押してみてください。
窓の方から押すと凹んだり、倒れたり、ゆがんだり・・・・
丈夫じゃないですよね?
これって写真のガレージハウスと同じです。
車1台を家に入れる為には横幅で3mは必要になります。
縦は6mぐらいになります。
入口はシャッターになり構造の壁には出来ません。
2階の柱がある部分がガレージなら当然、1階には柱はありません。
建物には色々なチカラが掛かってきます。
その力を地面に流さないといけません。
その流れはスムーズな方が強い家になります。
つまり、1階の柱の上に2階の柱がある
これがどれくらいの割合になるのかが重要です。
そこに車が入るスペースになると当然ながら柱も存在しません。
そのオープンスペースに2階が乗ります。
地震が来るとこの様に倒壊します。
1階が倒れてその上に2階が乗ります。
よほど特別な工法でないと壁一面が無くなるような設計は出来ません。
お世辞にも地震い強い家とは言えません。
でも、住宅会社は言います。
「地震に強い家です。」「腕の良い大工が建てるので大丈夫」
根拠の無い自信(地震)です。
この記事を住宅会社に見せたとしてもこういいます。
「今までに一度も確認申請が通らなかった事はないし、指摘も受けてない。」
だから大丈夫だし、違法建築ではないと主張します。
これが問題です。
建築業界の闇です。
木造2階建住宅は特例で構造計算の提出義務はありません。
それが、なぜか住宅会社のいいように変換されて
「構造計算しなくていい」になっています。
検査機関は構造まで見て指摘・指導してくれません。
それが特例だから・・・・
「建築士さんが設計しているから大丈夫ですよね。」が前提になっています。
いやいや、大丈夫じゃないから
地震が起こった時に分かります。
大きな台風が来たら分かります。
建物は生命・財産・健康を守る必要があります。
家がつぶれたら何も守れません。
とは言え、ガレージハウスは人気なので、気を付けてください。
木造2階建てならだれも指摘してくれません。
後で泣きますよ・・・・。