こんにちは、前田です。
お客さんに聞かれることがあります。
「前田さんはバルコニーを設計しないのですか?」
いいえ、普通に設計しますよ。
敷地の状況によっては必要なケースもありますからね。
ただ、バルコニーをつくるときにどうして欲しいのですか?って聞きます。
正直に言うと・・・
あまり造りたくないです。
なぜなら、バルコニーがある場合ですとやる事が多くなるからです。
無い場合と比べると、雨漏れや結露のリスクは増えます。
例えばコレ
バルコニーの手摺壁を通気させないといけません。
バルコニーの手摺壁には基本的には断熱材は入っていません。
構造用合板を張るとその部分は空気の対流がありません。
つまり、結露のリスクが増えます。
手摺コーナー部分には、専用部材と防水テープで雨漏れ防止をします。
写真だと分かりにくいですよね。
バルコニーの床も閉ざされた空間なので換気できるようにします。
更にこの空間に強制的に換気扇で風を送るようにしています。
他にもありますが・・・
ここまでやってバルコニーを設計しないと心配で夜も眠れません。
住宅会社の考え方にもよりますが、やって欲しいなって思います。
私の価値観で「バルコニーは設計しない!」って押し付けたりしていません。
やるならここまでやります。
こうしなければならないって法律はありませんが
建築知識があれば、物理的にこうなってるよねと考えることができます。
こうなってから補修するのは、すごくお金かかるのです。
だったら、新築の時に少し予算かけて予防しておく方が良いですよね。
バルコニーって本当は難しいのです。
恐らく、建売住宅ではここまでやっていません。
ご注意ください。
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