こんにちは、建築士の前田です。
窓の設計で考える事
断熱・採光・日射取得・日射遮蔽
防犯・近隣からの視線・雨仕舞
そして通風
今回は通風についてお伝えします。
通風が欲しいからと言って
どこでも窓を付けたらいい訳ではありません。
例えば、道路面に大きな窓を付ければ
道路からの視線・騒音・砂埃が問題になります。
それらを考慮して
2面開口を基本とする
吸気と排気の開口部の大きさのバランス
高低差のある窓がとれるか?
また、季節によって風の向きは違うが
通風を求める季節である冬季以外を考える。
風のない日もあるので
その場合は、窓の高低差による通風をする
一般的に低い窓から吸気して
高い窓から排気をする
また、人の要る近くに小さな窓を設けると
風速が強くなるので通風を感じる事ができます。
こんな感じです。
タテすべり窓については、
開く方向で通風が変わります。
デザインと通風の両方を
バランスよく考えています。
窓について考えると奥が深いですね。